2025/04/08 22:28
"hill climber" ~saddle bag~
今ではすっかりワガママボディーになってしまいましたが、、、
















かつて坂バカとして名を馳せ(ホント)
『埼玉のパンター二』と謳われた僕(ウソ)。

なのでシリアスなヒルクライマーの気持ち!
僕にはとっても分かります!!!
毎日、ササミとレバーとブロッコリーを喰らい
身体を搾りバイクも6キロ台に軽量化して、、、
財布も軽量化と、、、泣
毎週末、峠に通いアタック前にボトルの水を捨てちゃうようなシリアスな坂バカの気持ちが、、、。
という事で!
自身の経験も踏まえまして極めてタデクイ的なサドルバッグを開発させて頂きましたー!
開発要件は以下の通りと致しました!
①そこそこ軽くて丈夫
②そこそこ防水性がある
③最低限のツールがピシッと入る
④バッグの中身が動かない+サドルレールにしっかり固定できる(ダンシングで振られない)
⑤ペダリング時にバッグが裏モモに触れない(触れると地味にストレス)
⑥カッコイイ
⑦着脱が簡単
様々な試作品を作りテストライドを繰り返して完成したのは、、、
ZIPポーチにベルトが付いたようなヘンテコなデザインでした。笑
3つのコンパートメントに分かれているロールアップ式のサドルバッグなんですが、、、
全てのディテールに意味があるんです!

さて、ではディテールの説明!させて頂きます。
先ずは素材選定!
防水性と耐久性に優れたCORDURA 500D MIL-SPECを軸に更に軽量な素材もラインナップしました!
ですが、、、
いたずらに軽量化に走らず摩擦や折り曲げの耐久性も考慮しました(ロールアップ式のため)。


そして更に防水性を高めるために、
裏地にCORDURA RIPSTOP 30Dを使用しました。
スタッフサックやパックパックなどに使われる事が多い素材なんですが…
その防水性の高さからバケツ代わりになる程、防水性の高い素材なんですよー!

ところでバックには何を入れるのか?ですね。
”hill climber"はTPUチューブでの運用を前提に設計しました。
TPUは発売当初は高嶺の花でしたが…
最近はリーズナブルになりましたよね。
*殆どのブチルチューブはサイズ的に入りません。
*pana racerのR-AIRでギリギリだと思います。
チューブ1本(+TPU用のパッチ)、そしてタイヤレバー2本。
これを真ん中のコンパートメントに収納します。
チューブを保護する意味で、2本のレバーでチューブを挟んで収納すると吉です!

右側のコンパートメントには4、5、6ミリのヘックスレンチ(大概はこの3本で何とかなるはず)!
サーディンなど小ぶりなツールであれば、加えてコンパクトなワイヤーロックも入れられます。
もしライド中にチェーンが切れたり?(チェーン切り持ってない)、、、
クランクが緩んじゃったりしたら?(8ミリとか10ミリのヘックス持ってない)、、、
もうその日は諦めましょう!笑

左側のコンパートメントには16cm以下の長さのハンドポンプ(レザインなど)をイン!
大概の軽量コンパクトなサドルバッグはハンドポンプが入らないので地味に嬉しいポイント!
*16cm以上のハンドポンプ(Pana RacerやTOPIEKなど)は入りません
もしくはボンベとインフレーターのセットでも良いですね。ボンベなら2本入ります。

という事で…
上記に準ずる装備品をピシッと収納したならば!
ツール類はバッグ内で暴れることなくしっかり!
かつ美しくサドルレールに固定できます!
固定方法はとっても簡単です。
左右のストラップをサドルレール内側から外側に通して回しバックルに通します。
あとはテコの原理でストラップをギュッと引っ張ってパチンとタブを閉めるだけです!
因みにサドルバッグを装着するとジッパープルが下側にぶらんぶらんしますが、、、
それでいいんです!
なぜならこれはリフレクターだからです!!!


そうそう!
固定するといえばバックルって重要ですよね?
様々なバックルを試してみて行き着いたのが、、、
ITW EUROPE製Fixlock327型カムバックル!
最強の固定力ですよー!
余ったテープはこちら、Woojin Plastic社製のストラップキーパーで美しくまとめて下さいね。



そんなこんなで、、、
貴方流の拘りの装備で!
美しいパッキングを極めて下さいませ〜!
尚、本品はロールバッグの形状ですのでジャージのポケットにもすっぽりと収まります。
さてさて、、、
では裏モモに触れない!ってのはどうクリアしたかと言いますと、、、。
謎のステッチがバッグ本体にありますが、、、
実は樹脂製のプレートが入っておりバッグを固定する際には側面に配置されます。
このプレートが非常に良い仕事をします。


これがツールを入れた際に横への膨らみを防止するんです!
サドルを上から見た時、サドルバッグが見えていないのがお分かりでしょうか?
そしてサドルに装着した際にバッグを美しく保つ事にも一役買っているのです!
カッコいいですよね!

最後に!
サドルバッグって付けっぱなしの事が多いし、着脱しやすいって重要?と思った貴方!
ノンノン!
峠口でタイムアタックする前にサドルバッグをサッと外して草むらに隠すんですよー!
そして下りでサドルバックを回収するのです。笑
ん?峠を越えたらその地点に戻ってこない?
そんなルートは引かない事です。笑
全国の良き坂バカの皆様!
ドMなヒルクライムを楽しみましょうねー!